沖縄のハンドメイド革小物&雑貨店  

2021/10/09 09:56

サンキングレザークラフトの商品に使用している沖縄の伝統的な織物。

それぞれに素晴らしい歴史や意味があるので、紹介したいと思います。

第一回目は『読谷山花織(ゆんたんざはなうい)』です。

沖縄県中部に位置する読谷村。読谷村にはやちむんの里や座喜味城、残波岬があります。

そんな読谷村で織られた『読谷山花織』は、およそ600年もの歴史を持ち、自然染料ならではの色合いと、繊細な紋様が組み合わさり、その紋様にも意味があるのです。

そして読谷山花織は、一つ一つ手織りするため、同じ文様を織ったとしても、ひとつとして同じようにはできないんです!しかもサンキングレザークラフトの革小物もすべて手縫いにこだわり作製しています。オンリーワンって最高ですよね。

【読谷山花織の歴史】
1372年読谷山の宇座出身の泰期は、中山の察度王の王弟として、琉球から初めて中国へ朝貢します。泰期の船出が、琉球と中国の朝貢貿易の始まりとなりました。

その後1420年頃になると、護佐丸が座喜味へ築城し、万国津梁の鐘に記されるように、琉球は大貿易時代を迎えます。大交易時代は、中国や東南アジア諸国との交易が盛んで、多くの交易品と共に、読谷山花織のルーツとなる絣や浮織の技法も伝来しました。伝来した技法を元に琉球王府時代には、読谷山花織として独自に織られ受け継がれてきたそうです。しかし、その染織技術は明治時代の中頃から時代の波に押され衰退し、沖縄戦争後は人々の記憶からすっかり忘れ去られ、「幻の花織」となってしまいます。

約600年の歴史を誇る読谷山花織は、絶滅寸前となっていましたが、1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに「幻の花織」が復活するんです(感動)。当初は読谷山愛好会から、読谷山花織事業協同組合の組織へと発展し、現在では沖縄県指定無形文化財、経済産業大臣指定伝統的工芸品として、全国に多く知られるようになりました。


【読谷山花織の紋様の意味】
そして読谷山花織の紋様の意味ですが、読谷山花織は花柄を組み合わせて紋様を作っていくのが特徴。花柄といっても花そのものの形ではなく浮織によりパターンなんですって。風車を模したカジマヤーバナ(長寿)、お金の形のジンバナ(裕福)、逆三角形型のオージバナ(子孫繁栄)という3種類があり、それぞれに意味があるんです!

サンキングの使用している読谷山花織は、伝統工芸品の証、経済産業大臣指定のもの。

歴史を知ればアイテムへの思い入れも深まりますよね。サンキングレザークラフトのオンリーワンでメイドインオキナワの商品をぜひ!